FXのスプレッドとは何?

FX取引を行う際に、よく出てくる「スプレッド」という言葉の意味は何でしょうか。英語での元々の意味は「広げる」「広がる」「塗る」「幅」などです。FXでは、売値と買値の幅という意味で使われます。

FX業者が顧客である取引利用者に提示するドル円の売値が「110円30銭」、買値が「110円35銭」だったとします。このとき利用者は110円30銭でドルを売ることが出来、110円35銭でドルを買うことが出来ます。この売値と買値の差である5銭がスプレッドです。

例えば、海外旅行に行って両替所でドルを買う時と余ったドルを売るときの差は、何円もあります。また、銀行で外貨預金をする際の差も通常2円程度と、大きく開いていますが、FX取引の場合この差が小さく、1銭もないケースがたびたび見受けられます。

取引手数料が無料もしくは非常に小さいFX取引において、このスプレッドが実質上の手数料となりますので、スプレッドが狭ければ狭いほど、取引利用者にとっては有利になります。

スプレッドがFX会社によって異なる理由とは?

売り買いを繰り返す場合、スプレッド分の負担はかなり大きいものです。基本的にはスプレッドが狭い方が、コストが減りますので取引利用者にとって有利です。

では、なぜ業者によってスプレッドに差が出てくるのでしょう。

実は、FX取引でのレート形成の元となる銀行間の外国為替市場(インターバンク市場)でのスプレッドは、FX業者が取引利用者に提示するスプレッドよりも広いケースがほとんどなのです。海外FXにおいても、国内FXと同じです。

FX業者は取引利用者の売り買いをそのまま銀行に流しても損が出てしまいます。なので、複数のカバー先(※銀行など)からレートの提示を求め、その時点での最良のレートでカバーする、取引利用者の売り買い注文をマッチングさせるなどで、狭いスプレッドでも収益を上げるように工夫しています。

例えば、

取引業者Aが顧客に提示するレートが  110.300-110.305の0.5銭
カバー先B銀行がAに維持するレートが 110.295-303の0.8銭
カバー先C銀行がAに提示するレートが 110.301-308の0.7銭
だったとします。

カバー先が業者Aに提示するスプレッドは、Aが顧客に提示するスプレッドよりも広いですが、顧客が110.305で買ってきた場合はA銀行の110.303を使ってカバーし、顧客が110.300で売ってきた場合は、C銀行の110.301を使ってカバーすると、ともに収益が上がります。

このように複数のカバー先に競争させることで、結果的に顧客により狭いレートの提示が可能になるのです。

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